グリッドマンユニバース超全集 所感

Ⅱ-Ⅴお前生きてたのか!!

というわけでブレーザー終了後のクロニクル枠番組が前回に引き続きスターズ名義、加えて今度はユカ・イグニス・マウンテンガリバーⅡ-Vというとんでもない取り合わせであることが解禁されたこの数日いかがお過ごしでしょうか管理人です。Ⅱ-V、めっちゃいいキャラだったし生きていて欲しかったもののデッカー本編参加ではなかっただけにここで登場は掛け値なしに嬉しい……。そしてこの組み合わせでイグニスが無事で済むと思えなくて仕方がない…… ツブコンサバト2023といい、制作スタッフイグニスのあのちょうど類例がない存在感の遊びがいに気付いてしまったのではなかろうか……。あ、イマジネーションでもツブコン2023配信解禁だそうでありがとうございます!!詳細はあとで見る!

さて他にもMODEROIDフルパワーナイト(グッスマオンラインのページを貼ったものの実は送料の関係でツブラヤストアオンラインの方が安く手に入ります)とねんどろどーる六花さんが予約開始、アーツベータスパークアーマーがまさかのハイブリッドアーマー事実上の再販とのセットで明日予約開始予定と年末になって話題(と我々から出ていく金)に事欠かないわけですが(MODEROIDフルパワーナイトくんは買ったけどどーる六花さんはちょっとまだ悩み中)

3冊セットで届いて1冊読むのに1日ずつかかるとは思わないのよ……。

というわけで当記事の本題、今週発売となったグリッドマンユニバース超全集、および同梱されているSSSS.GRIDMAN/グリッドマンユニバース 各キャラクターコンセプトデザイン集に関して色々触れていきたいと思います。世に出たばかりの本の話なので例によって触れたい部分をっほぼ箇条書きになるかと思いますが、とりあえず最初に書いておきたいのは。
ウルトラマンX好きな人は絶対買えというところです。

ではでは。

グリッドマン ユニバース 超全集(本体)

・ピンナップのアノシラスちゃんとアンチくん→グリッドナイト同盟→今回という韻の踏み方が最高なんですよね

・今回、宇宙船別冊の時には「ぼかし気味に書いている」と評したGRIDMAN UNIVERSE周りの設定がヒロインアーカイブ以上にかなり明確に書かれていて結構衝撃的です。間違いなく監修を受けた上で出てきているものではあると思いますが、文面全てをそのまま受け止めると劇中描写といくぶんか食い違う部分もあるので(グリッドマンがDYNAZENONの想像をしたタイミングがあまりにシビアになりすぎる)あくまでも「超全集的解釈」と見た方がいいのかな……という思いもある。ともあれお疲れ様です、これをまとめるのは大仕事だったかと思います。あと人類全史図ようやく1枚絵で入れてくださって超ありがたかったです。

・各キャラ雨宮監督直筆ラフ画の破壊力よ 皆ことごとく本書を読め

・ガウマが「5021歳」表記でひめが「25歳」表記なのさあ……

・「あの2人どうなった」コーナー発案者の方に来年夏ボーナス多めに出してください

・5大対談で違う作品の話がアホほど出るのがめちゃめちゃツボです。さすがジード超全集で主演俳優がラブライブの話を始めたのをそのまま載せた書籍シリーズなだけのことはある。
個人的には長谷川先生との話で明確に「ウルトラマンギンガはグリッドマンを当時明確に意識したわけではない(結果的に被っただけ)」という件が今改めて出てきてるのがちょっと意義深く思います。ニュージェネレーションシリーズにおけるギンガって、平成の初期〜中期ウルトラシリーズに対するグリッドマンとほぼ同じ立場にあるよなという認識が年々強化されているので、意識したわけではなくとも内容も立ち位置もあそこまで収斂していくことってあるんだなあと。
坂本さんがキャラデザ担当されたのがめちゃめちゃ絶妙なタイミングだったらしくてその幸運に感謝したい。今後また別方向のキャラデ担当された作品も見てみたいですね。
あとコスモス好きとしては渋谷Pと雨宮監督での組み合わせで対談されてるの、未だに不思議な感じがします。渋谷Pの作品作りの基本コンセプトが知れたのはかなり嬉しいポイントだな……。

SSSS.GRIDMAN キャラコンセプトデザイン集

ある種管理人的には本題といっても過言ではない1冊。そもそも管理人が「形にはならなかったけどこの案があったからこそ放送された作品につながった」という初期案というものが極端に好き(しかもおそらくその理由はコスモスTFCの超全集を穴が開くほど読んでいたことに由来する)な上で、2018年の放送当時から散々言われていた本当のごく初期案・そもそもSSSS.GRIDMANの内容につながっていない段階から、実際のSSSS.へ変遷していくまでの一連がものの見事に詰め込まれているもんで、読んでて5回ぐらい失神しそうになった。正直今すぐにでも読めと言いたいところですが、特にヤベーところを触れていきたいです。

・雨宮監督や長谷川先生のインタビュー等で一部ずつ出ていた2014年案が世に出たこと、感謝の極み
新世紀中学生のリーダー「総長」、もし実現してたら声は山ちゃん続投だったんですかね。DYNAZENON超全集において「ハイパーエージェントがどういう存在かわからないのでシグマには手を出せていない(SSSS.では、という意味か?)」という話をされていたので、2014年案ではむしろ核になる存在、方向性からしてウルトラマンシリーズに寄せていたこのシリーズが『グリッドマン』であることの担保として描かれていた……というのがかなり衝撃です。
それはそれとしてもうこれSSSS.シリーズやグリッドマンシリーズ、あるいはもはや円谷との共同作品ではなくてもいいので雨宮監督のオリジナルヒーロー/ロボットアニメとして見せてくれないかな……。XでのXioとかZの怪研とかの存在が好きなやつには「NOT」が見たすぎる……。

・一転してSSSS.初期案になった頃の企画が一気に見慣れた感じになrいいいいいいいいいいいいいい井上ゆかぞう!?!?!?!?!?!?!!?
企画が「グリッドマンの構図を踏襲する」という方向性に向かった瞬間井上ゆかぞう(表記違い)を持ってくる人、そりゃもう誰も勝てんわ……感が強い。世に出て5年で映画も作られますよそんなの。
この時期の探り気味コンセプト、たしかに六花(ゆうか)とアカネさんの方向性逆だなーとか、カエル人間内海ってこれかあとか、グリッドマンではなく裕太への好意が極端な「2号さん(アノシラスちゃん初期案)」はもしかしてユニバースで検討されたあの子のベースになってたりするのかなーとか、アレクシスの横に明らかに秘書さんおるのでこの時期は完全にオーバージャスティス本部長と同じ存在だったんだな(今も別に違うとは言われてないけど)とか思っていたところに急に投げつけられる

ダ ー ク エ ク ス ラ ッ ガ ー

確かに「情動をそのまま形に変える」という意味で共通ではあるんですけどまさかそこで突っ込んでいたとは思わないでしょ……恐ろしいことにこれは唯一のX要素なんかではないのであった……。
というか「黒いエクスラッガー」がこの数年後に形を変えて実現してるのis何……。

・「あの日に何があったか」、GRIDMAN放送中は散々ぼかされていた割にかなり初期の段階でガッチガチに決まっていた(監督の頭の中にはあるけどそれを明確には言わなかった)という入り組み具合がなんかやたらに雨宮作品っぽい……。あとここで起きていること、関係性と展開がほぼ丸ごと「絶滅ホスト」では反転してるんだなあとか(ろくに話してないのに突貫してしまった初期案裕太、話して下地はできていたのにいつまでも押しきれなかった亜蘭)そして両方が「距離感」の話をされる。

・坂本さん参加前後での監督と坂本さんによるラフデザとコンセプトアートは宇宙船別冊にも多めに載ってましたが大判で読めるとそれだけで嬉しいですね。「いちばん遠い、となりの席」はティザービジュアル教室版にかなりそのままイメージが組み込まれてるっぽいな……。

・六アカのデザインが入れ替わったというのは有名な話ですが、その入れ替わり初めての検討稿が管理人の誕生日で内容とかと関係なくひっくり返ったといいます。アニメとして世に出る1年半前かあ……まだジードすら放送されていなかった頃……(ゼロクロニクル放送中ですね)

・六花決定稿、直前のほぼほぼ決定稿なラフデザインと比較すると明らかに目つきが優しくなっているところになんか妙な不思議さを感じます。何が違ってこう見えるのかが言語化できないのがもどかしい。
あと六花さんの笑顔パターン修正に例として載ってるのが日本で1番有名な5歳児野原しんのすけなの、電光超人グリッドマンの中盤以降が当時放送開始したばかりのクレしんの影響を受けてるって話(宇宙船別冊電光超人グリッドマンに載ってます)を思い返すとなんか妙な縁だ。

・アカネさんパーカー検討案に燦然と輝く「高橋(井口)昭彦 熊谷健」の文字よ 成田・池谷怪獣をモチーフにしたものも検討はされているので、そのお2人はもう共通言語という話だったのかな……。

・新世紀中学生の英訳って”neon genesis children”だったの!?

アレクシスの封印状態が「パン」なの、完全にアウトなのよ
というかこれユニバースにも出てきてるから気づけなかったこっちが悪いんだけど、あの形態からこんな主張してくるやついたらそれはもう気が狂ってるよ!!!!!!!!

・問川から始まるモブ設定、多分初出稿がめちゃめちゃ多い気がする 見たことない(見れるさいずだったことがない)奴が超ある
問川の初期名が「万代 夢」なの、確かどこかで1回ぐらいは触れられてた気がしますがどこだったかは忘れた…… 今考えると次回作ヒロイン名とかぶってますが、多分彼女の場合苗字からして「夢・クリエイション」からだよね……。タカラの名前が苗字な子がメインヒロインな作品でバンダイという名前の少女が1話で……になるの、まあ『グリッドマン』としては正解なのですが……。
あと内海のごく初期稿と先生の雨宮監督ラフデザイン見ると、「暦先輩ってマジで雨宮監督の好み要素バキバキに突っ込んだんだな……」というのがよく見えてきますね。

・ヒーローデザイン。雨宮監督によるラフデザイン(一部はグリッドマンワールドにも展示)、結構漫画版ULTRAMANの影響を受けてる感じがする(そもそもTRIGGERサイドからの企画投げかけ時点では「漫画ULTRAMANのアニメをやりたい」が最初だったため無理もない気がします)のでその方向性を外したのは英断ですね。それはそれとして「出動干渉」のラフはなんかやたらに魅力的だぜ……。
後藤さんが投げた3案、最終的にPrimal Fighterにつながる案も含め、明らかに「中に人が入っていたらできない」「アニメ的なプロポーション」な方向性で組まれているのが噂に聞いていた通りだったなあと。B,C案はなんかSDガンダムやリューナイト的なバランスにも見えます(ちょっと雑な表現ですが)

・野中さんによるアシストウェポン各種・および合体形態のラフ案って地味に初出?でしたっけ?ダイナゼノンでわかってましたけど本当になんかもう設計図みたいなデザイン画ですよね……。

・グリッドナイトの爪ってCGモデル段階で尖らせることにしたんですね。あとGRIDMAN劇場総集編BDをまだ見たばかりなので、ナイトキャリバーCGを見て「ああ……これが噂の『作ったはいいけど使い所がなかった』モデル……」と思ってしまって仕方なかった。ほ……ほら次回作では出番あるかもしれないから!!!!!!!

・怪獣デザインは意外といろんなところでバリエ案まで含めて掲載されていたので結構見たことある……はずなのにそれでもまだ初出驚きものがめちゃめちゃあったのが凄まじい体験でした。雨宮監督のデバちゃんコンセプトラフやDYNAZENONより後に世に出たことを活かしたゴングリー・バジャックのラフデザ流用の件、管理人念願のヂリバー第1稿(「女性型で作っていた」という話が出てからずっと待ってたんですよ!!)からのヂリバー決定後の雨宮監督のはしゃぎよう、何より前田さんによる膨大なゼッガー検討案!!ゼッガーの発注ラフにマガタノオロチやガタノゾーアに並んで「ドンロン」があるのもコスモスファンとしては嬉しい部分でしたね。
ところでナナシBの「捕食時形態」も地味に初出?な気がするんですが まさかベノラたちを『食う』案が存在したのか……!?

・ 光る!鳴る! D X グ リ ッ ド ア ク セ プ タ ー ネ オ

・ 7色LED P R O P L I C A プ ラ イ マ ル ア ク セ プ タ ー

・1番衝撃的なのはほぼほぼ実現してるところだと思う(忘れそうになりますがこれらは全て放送どころか本格作業開始前の資料なので、そもそもSSSS.GRIDMANのアニメにおいて玩具が出る予定は一つもなかった)

他にも細かく触れたい部分は山のようにあるのですが下手すると今晩寝れなくなるのでSSSS.GRIDMAN側はこの辺で、3冊目いきましょう

グリッドマン ユニバース キャラコンセプトデザイン集

厚みこそGRIDMANに比べると控えめですが(GRIDMANの場合初期案が膨大にありましたからね)こちらもこちらで「これを待ってたんだよ!!」という内容てんこ盛りだったのでかいつまんで。
とりあえず一見するとめちゃめちゃカッコ良すぎて意識が向かないんですが、よく見ると表紙でダイナソルジャーの頭がめちゃめちゃガッチリ掴まれてることに気付いてしまうとそこばっかり見てしまうのがこう なんか

・ヒーローデザイン集。Universe Fighterのデザイン発注ラフ時に突如駆り出されるイサミがなんかやたらとツボ。
ローグ(デューク)カイゼルグリッドマンの発注前ラフ出し、光輪背負ってるタイプのデザインがワールドでも展示されてめちゃめちゃビビッと来たんですが、雨宮監督的には下品寄りのアイディアだった、という注釈もありちょっとしおしお……(年長ファン向けすぎる方向性、という意味かもしれずそれは納得です)
野中さんなので初手でほとんど完成形を出されているんですが、その中に「手癖のギャラクトロン」という一文があって妙にツボです。野中さん的にギャラクトロン渾身の出来だったそうですしね……!!
「初手でほとんど正解」なだけに、監督と野中さんでより詳細に詰めて揉んでいき最終的なローグカイゼルの形に変遷していく過程がかなり興味深かったです。読めてよかった。
デザインとはちょっとずれますが、主に浅野元さんが担当されたローグカイゼル合体演出の一連、雨宮監督による案出しの中に「ローグカイゼルのヘルメットが装着されてからグリッドマンが上を向くカットはGRIDMANOP(『目を覚ませ僕らの世界が〜』のパート)とのイメージ合わせ」的な表現が入っていて、これまで全くこの発想がなかったためしてやられたと正直悔しくなりました。言われてみたらそうじゃん!!

・サウンドラス。ある意味1番とんでもない存在なので西川先生のラフデザインから決定デザインの細部設定も膨大なんですが、雨宮監督のラフの時点でシルエットはほぼ完成してることで、それをいかに立体的に(ある程度)成立させ・かつ「アノシラス要素」「2代目要素」「映画に出てくる戦艦要素(要はドリル)」を入れるかについて西川先生がどれぐらい詰めたか、がよくわかる内容になってます。
あとここにもX要素がまさかの「イヤホンから強化されたヘッドホン」の形で突っ込まれていて、ダークエクスラッガーの時の雨宮監督からではなく、X本編にも参加されていた西川先生の方からXネタを入れようとしてくださったのがちょっと嬉しいポイントでした(採用されなかったけど、次2代目出てくる時に拾ってもらえないかな……)
2代目インナースーツ案、下品になりすぎない程度なサービス精神を感じるビジュアルなんですが、「いや今回露出自体は必要ないです」としてさらに落としていくあたりで見やすさが確保されていたようにも感じますね。
ところで「怪獣戦艦 アンドロシラス」、ほぼ間違いなくギャラクシーレスキューフォースと顔見知りだと思う。

・怪獣デザイン。ディモルガン初期案、かなり「まんま」だったのが結構驚き。ドムギランもかなりシーサー的だと思ってましたが初期案はさらに強力ですね……。
マッドオリジンのラフデザイン、「怨念鬼獣」って電光超人33話(あの33話!)の怪獣・チドゲラーの別名で見た目もかなり近いので、「骨だけの存在」「剥き出しの武史の悪意」だったチドゲラーをベースに「内側にグリッドマンやアレクシスを取り込む」存在にするのはかなりSSSS.だなと感じる部分。ところで結局映像化されなかったので今回は見送られたんだと思いますが、噂に聞くネオアレクシスケリヴ(仮)とかニュー亜武丸(仮)とかって何か形になってなかったんですかね……?

・キャラ。部屋着ラフデザ決定稿がまたしても管理人の誕生日だ……。
他書籍にはほぼないままだった各初期稿がゴリゴリに載ってるのがありがたいです。特にレイラ/ミミカ嬢は多分シナリオ案と一緒に載ってるの初出しですよね(TRIGGER NIGHT Vol.14で出てるか出てないかのはず 私は噂でしか知らない……)
『そんなにあるの!?』とラブレター破く(彼女の協力者・アレクシスの弟は『文字を怪獣に変換できる』存在、かつ裕太に横恋慕している彼女が怪獣の核になりうるラブレターを大量に溜め込んでいて、それを裕太と六花以外のメンツ総出でひたすら破き続けるというクライマックスが予定されていたらしい 本当なんです!信じてください!!)所の表情がめちゃめちゃ良いのでやっぱりどこかで見たいよお……いや自分で欲望全開のものはちょっと書きましたけど……。
「破れたラブレターが雪のように降る」というシチュエーションはグリッドマンのクライマックスあるいはエピローグとしてはこの上なく正しいので、何らか違う形で見てみたい気もするんですよね。

・ところでボラーの髪型変更案、夢ちゃん激怒ノベライズ怒りの降板案件じゃありませんでしたかこれ。実現してたらどうなってたんだろ……。

・ガウマ/レックスのスーツ腰巻案、補足に付いてる「尻尾見立て」も合わせてなんか超いいんですけど監督のイメージとは違ったんでしょうか。

・アカネさんデザインに関してはヒロインアーカイブのときにざっくり触れた通りなんですが、この超全集情報量があまりにも多すぎたのかこのあたりになってくると「新アカネ」「コヤマシゲル」4DX(グリユニはMX 4Dのみで上映、 4DXは別規格)」などミスがそこそこ目立ち始めて、「編集の方の力尽き方がこんな形で実感できることあるんだ……」とマイナスどころか面白がりポイントになってたのがなんかもう全部変。

・アレクシスNoの炎演出、「プロメアでやってほしい」っていうオーダーじゃなくて「プロメアになっちゃいますけど大丈夫ですか?」方向だったの!?
地味に「オーバージャスティスと同じ」という文面もあってデザイン指示だけでもデンジャラスな男だよこいつは……まあ初期時点でパンにされてるからな……。

・2D張り込み素材がめちゃめちゃ多いのがめちゃめちゃ嬉しい。バトルライブヒーローズの原画ってどなたが描かれたんだろう……。
カニの領収書、「新世紀中学生」ver.ってなんで発生したんでしょう。素材時点では新中名義だった……?
ドンシャインビールは マジで 読めないって(管理人も行った濱田龍臣応援上映でも言ってる人がいたかどうか……)
カオス化廊下で宙を舞っているのはGRIDMAN本編時点(9話)での長谷川先生のホンだそうなんですが、内容を読んでみると映像とだいぶ違って慄きます。ユニバースでもホン段階とはかなり変わってると言われてましたが、正直脚本集も欲しくなってくるな……。
あとカオス化廊下の意味自体がかなりバジャック・ガルニクスの持つそれに近いので、宙を舞っているのが9話の内容という意味合わせもかなり見事。
超全集本体でも言及されていますが、Primal Fighterのベースになるシルバークラティオン(グリッドマンvsダイアクロン企画内登場 SSSS.本編中ではぼかされていた「Primal Fighterの姿とはなんぞや?」というのをコラボ企画内でガッチリ見せたすごい存在です)が強調されているのは嬉しい所ですね。カイザキヒカリ隊員の意志も確かにグリッドマンは受け取ったんだよな……。

・最終見開きでのビジュアルバックステージ。裕太が手首を見つめているというティザー案の対抗候補(?)だった案がBDのパッケージになってる転換感はいいですね。管理人が各所で散々言っていたMX4Dポスタービジュアルを1枚絵で収録してくれ要求も、ちょっと小さいかなと思いつつ(ラフデザインと本デザインが逆でよかったんですよ……!!)紙でいつでも見れるようにはなったので一安心です。

……ゼェハァ。触れたいとこだけ書くつもりがめっちゃ書いてしまった……。

くどいほど書いていますが、管理人「実際の作品が形になるまで、そこに活かされたり活かされなかったりした裏にある膨大な数の検討案」というものがもう好きで好きで、デザイン案などのビジュアルに寄ったものに限る(要するに企画書や会議議事録のようなものはない)とはいえこれだけのものをTRIGGER社内からかき集めて世に出してくださっている、ということにものすごく嬉しさを感じます。DYNAZENON超全集の時から嬉しかった分GRIDMANでは無理だろうなあ……と思ってたらまさかのこの形で回収してくれたのが超ありがたい。

正直、まる5年前……はもう放送が終わっていたので(そう今日がもう12/22、冬至ということは今日まさにウルトラマンR/BおよびSSSS.GRIDMAN最終回からまる5年ですよ!!)もしかすると信じるかもしれませんが、その半年前には正直「将来的にグリッドマンは映画になってお前はなんかもう関連書籍全部買い揃えようかという勢いになってる」と言われても絶対信じなかっただろう時代を考えると、これだけのものが出る、読めるというのはもう幸福以外の何者でもないと思います。超全集、そして先行してヒロインアーカイブ・宇宙船別冊を刊行されたスタッフの皆様、そしてもちろんグリッドマンユニバース製作陣に感謝を。これからもまだまだ楽しみにしています。

そう書籍がこれでおそらくひと段落してなんとなく終わった気になってますけど、考えてみたら年が明けたら本番と言っていいDXがようやく届き始めるんですよ。というかまだ届いてないんですよ。今回の超全集で若干触れられている玩具構造は果たして実装されているのか?そしてMODEROIDフルパワーナイトが届く前に管理人は今積んでしまっているプラモ群を形にすることができるのか?SHOWでは一体何が公開されるのか!?まだまだ終わりそうにないGRIDMAN UNIVERSE、できる限り追いかけていきたいと思いますのでよろしくお願いします!それでは今晩はこの辺で!!

  1. 2023年 12月 23日
  2. 2024年 4月 8日
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